オゼンピックってどんなお薬?ダイエットに効果的?医師が解説します。

皆さんはオゼンピックという薬を耳にしたことはありますか?オゼンピックは、次世代の減量薬と呼ばれるGLP-1受容体作動薬の代表的なお薬一つです。今回は、オゼンピックとはどういった薬で、どうやって投与するのか、安全なのかどうかについて、詳しく解説します。

オゼンピックってどんなお薬?他の薬と何が違うの?

ではそもそもオゼンピックとはどういった薬なのでしょうか。

オゼンピックはGLP-1受容体作動薬という、元々は糖尿病の薬の一種です。GLP-1というのは血糖値の上昇に応じてインスリンという血糖値を下げる効果のあるホルモンが分泌されるのを促進するインクレチンというホルモンの一種です。つまりGLP-1というホルモンはGLP-1作動薬を打たなくても、もともと体内に存在する物質です。GLP-1受容体作動薬はこのように血糖値の調節機能があるだけではなく、食欲を抑制したり、満腹感を感じやすくすることで食事量を減らすことができ、ダイエット効果に結びついています。

GLP-1作動薬には他にもサクセンダやビクトーザ、リベルサスがあります。

サクセンダとビクトーザは成分が同じ薬です。どちらもオゼンピックと同じ自己注射薬ですが、サクセンダとビクトーザは毎日注射する必要があります。

もう一つの薬はリベルサスですが、こちらの成分はセマグルチドというもので、これは実はオゼンピックと同じ成分です。オゼンピックとの違いとして、オゼンピックは自己注射薬である一方でリベルサスは経口薬であるため、飲むだけでいいというお手軽な点が特徴です。しかしオゼンピックは週1回の注射、リベルサスは毎朝の内服、という服用・注射頻度の違いがあります。またリベルサスは2020年6月29日に国内で承認されたとても新しい薬になります。

※現在、GLP-1注射製剤に関して全国で供給不足が続いております。
糖尿病学会、日本医師会の指針を踏まえ、適切な患者さんへの使用を優先する為、供給状況について国内正規代理店と連携しながら、状況に応じて医師の判断のもとで処方を行わせていただきます。

オゼンピックのオンライン診療について

オゼンピックの使用方法は?

では、オゼンピックはどのように使用すればいいのでしょうか。

オゼンピックは週一回、自己注射で投与します。初めの4週間はまず0.25mgから開始し、その後は0.5mgの注射を続けていただきます。効果が強く出過ぎたり、副作用が出てしまうことを防ぐためです。効き目が悪い場合は1mgに増量することもありますが、多くの人は0.5mgで効き目を実感できます。

以前のオゼンピックは0.25mg/0.5mg/1mgの3つの規格がありいずれも1回使い切りの製剤でしたが、2022年6月に発売された新しいオゼンピック2mgは1本の製剤を複数回使用する仕様です(0.25mgなら8回、0.5mgなら4回、1.0mgなら2回使用可能です)。クリニックフォアでは、2mgタイプのみを取り扱っております。

注射針を毎回先端に装着していただく必要がありますが、クリニックフォアでは、髪の毛とほぼ同じ太さ(約0.18mm)の極細の針を使用しております。以前のオゼンピックの注射針(約0.33mm)と比較してかなり細い針を使用していただきますので、注射時の痛みが軽減しています。

使用前までは冷蔵庫で保管をして頂き、使用開始後は冷蔵もしくは室温(1~30℃)で保管し、8週間以内に使用してください。

どんな副作用がある?

ではオゼンピックにはどういった副作用があるのでしょうか。

オゼンピックをはじめとするGLP-1受容体作動薬には血糖値を下げる働きがあることは既に説明しましたが、この作用により稀に低血糖になる場合があります。しかし、これも先ほど説明しましたが、GLP-1受容体作動薬は血糖値の高さに応じて血糖値を下げるといった作用なので、血糖値が下がりすぎてしまうことは滅多にありません。

どこで手に入れられるの?

オゼンピックをはじめとするGLP-1作動薬は医師の診察の上、処方してもらう必要があります。

クリニックフォアの診療案内について

クリニックフォアでは初診から全国どなたでもオンライン診療でオゼンピックの処方を行なっています。事前問診3分、診療3分程度で完了し、薬は最短当日発送いたします。

また医師がオゼンピックだけではなく、お一人お一人にあったダイエット法を膨大な選択肢の中から組み合わせて提供させていただきます。

オゼンピックの処方をご希望の方はぜひクリニック フォアグループへご相談ください。