2020.04.07

新型コロナウイルスの予防方法について、クリニックフォアグループの医師が解説します。

コロナウイルスの基礎知識について別記事でお伝えさせていただきました。

コロナウイルスについてご理解いただけたところで、次は具体的な対策についてご紹介します。正しい対策を知って、コロナウイルスの感染を予防していきましょう。

>>毎日更新!COVID-19最新情報はこちら

>>コロナウイルスの基本知識についてはこちら

感染を防ぐために注意することは?

コロナウイルスの感染を防ぐための基本とされているのが、手洗い、うがい、咳エチケットです。

手洗いは感染症対策の基本ともいえるものです。特に接触感染は手洗いによって予防をすることができるため、こまめに行うことが必要です。厚生労働省では外出先からの帰宅時、調理の前後、食事前などのタイミングでの手洗いを推奨しています。感染を防ぐための効果的な手洗いは次の通りです。

  1. 流水でよく手を濡らした後に石鹸をつけて手のひらをよくこすります。
  2. 手の甲を伸ばすようにこすります。
  3. 指先、爪の間、指の間を念入りにこすります。
  4. 親指と手のひらをねじり洗いします。
  5. 手首も洗い流水でしっかりと流します。

手を洗い終わったら清潔なタオルや使い捨てのできるペーパータオルでよく拭きます。また、手を洗う際には指輪や時計などの装飾品を外して手洗いを行いましょう。

うがいは咽頭の粘膜付着したウイルスが体内に侵入する前に体外へ排出する効果が期待できます。外出から帰宅したときを含め頻回のうがいをお勧めします。

また、イソジンうがい液などに含まれるポビドンヨードはコロナウイルスに効果があるといわれているものの、新型コロナウイルスに対する効果は不明とされています。また、ポビドンヨードでうがいをしたからと言って必ずコロナウイルス予防できるとも限りません。インターネット上では塩水を使用したうがいがコロナウイルスへの効果が期待できるなどといった文面も散見しますが、その効果も医学的に証明はされてません。ウイルスに効果のあるといった方法を行った数回のうがいよりも、水道水でも構いませんので頻繁にうがいをするということを心がけていきましょう。

2020年8月4日追記 8月4日に、イソジンうがい液を用いたうがいを、新型コロナウイルス感染症の軽症患者さんに繰り返し行わせたところ、うがいを行わなかった患者さんと比べて、コロナウイルスが検出されない方が多かったとする発表が行われました。これはあくまでもすでに新型コロナウイルス感染症の患者さんにうがいを行なってもらった場合のことであり、感染していない人の予防効果については不明です。また新型コロナウイルスが検出されなくなった、ということであり、感染症の症状が改善したという発表ではないため、治療薬としての効果についても不明です。今後のさらなる情報を待ちましょう。

咳エチケットとはくしゃみや咳などの飛沫によって他人にウイルスに感染させることを防ぐためのことをいいます。咳エチケットとしてできることは、マスクをする、くしゃみや咳をする際にハンカチなどで口を覆う、上着の内側や袖で覆うです。手で口元を覆ってもその手でドアノブなどを触ってしまえば接触感染の原因となってしまいます。新型コロナウイルスの影響でマスクが品薄となっており、マスクを手に入れることが難しいという方もいらっしゃるかもしれません。咳エチケットとしてハンカチやティッシュを持ち歩き、くしゃみや咳をする際には口を覆うことを心がけていきましょう。マスクは、不織布製のサージカルマスクが感染予防としては望ましいものの、ガーゼマスクであっても咳をしている人のウイルスの拡散をある程度防ぐ効果はあると考えられます。4月1日に、日本政府は国の新型コロナウイルス感染症対策として、再利用可能な布マスク2枚を各世帯に配布すると発表していますが、このマスクであっても咳やくしゃみが出ている人のウイルスの拡散を防ぐことはできるため活用していきたいものです。

これらの感染予防策に加えてやっていきたいのが消毒です。コロナウイルスは熱(70度以上で一定時間)やアルコール(70%以上)に弱いことが分かっています。70%以上のアルコールとは市販の手指消毒用アルコールが該当します。そのため、手洗いうがいに加えてアルコールによる手指消毒を推奨しています。また、食品はしっかりと加熱して食べたり、不特定多数の方と食器をシェアする方は食器を70度以上の熱湯に一定時間つけるなどして消毒をされるとよいでしょう。

家族に新型コロナウイルスが疑われる場合は?

いつどこで感染するのかわからない新型コロナウイルス。もしも、家族に新型コロナウイルス感染症が疑われる方がいた場合、家族はどのような対応をしていけばよいのでしょうか。

まず、新型コロナウイルスに感染していることが疑われる方と同居をしている場合には、サージカルマスクの着用および手指衛生を遵守しましょう。感染している方のお世話はできるだけ特定された1人が行うようにし、居住する部屋は分けましょう。家がせまくて部屋数が少ない、子どもが小さい等の理由で部屋を分けることが難しい場合には、換気をこまめにしつつ2~3mほど距離を離して過ごすようにしてください。仕切りやカーテンを使うのも良いです。同じ部屋で並んで寝ているという方は頭の位置を互い違いにして隣同士にならないように対策されることをおすすめします。

手洗いうがいはこまめに行い、日中は部屋を換気しましょう。感染者が鼻をかんだり咳をするときに使ったティッシュにもウイルスは潜んでいることが考えられます。ごみはなるべく密閉して捨てることを心がけてください。

感染者が触ったドアノブなどから接触感染をする可能性もあります。ドアの取っ手やノブ、ベッド柵などは0.05%の次亜塩素酸ナトリウム(薄めた漂白剤)で拭いた後、水拭きするか、アルコールで拭くようにしましょう。

また、症状が全く出ていないとしても感染者と同居をしているということで自分自身もウイルスに感染している可能性があります。そのため、感染者の症状が軽快してから 14日間経過するまでは体温を測るなどして自分自身の体調に留意しておきましょう。同居家族に新型コロナウイルス患者が出たとしてもその家族に対して外出の制限などはありませんが、人と関わるときには2~3mほどの距離をとるようにしましょう。

濃厚接触って何?

国立感染症研究所による新型コロナウイルス感染症における、濃厚接触者とは「患者(確定例)」が発病した日から2日前以降に接触した者のうち、次の範囲に該当する者と定義しています。

  • 患者と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった者
  • 適切な感染防護無しに患者を診察、看護若しくは介護していた者
  • 患者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者
  • その他: 手で触れることが可能な距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策なし(マスクなどのことです)で、15分以上患者と接触があった者(患者の症状やマスクの使用状況などから患者の感染性を総合的に判断する)。

もしも自分が濃厚接触者である可能性が高い場合には、咳エチケットと手洗いを今まで以上に徹底し、常に健康状態に注意をしましょう。毎日検温を行い、発熱や風邪の症状、強いだるさや呼吸困難感が見られた場合には、医療機関を受診しましょう。

日本でもまだまだ油断を許さない状況が続いている新型コロナウイルス感染症。1人1人が意識をして行動をし、コロナウイルスがなるべく早期に終息することを目指しましょう。

クリニックフォアグループのオンライン診療について

より便利に診療を受けていただくために、初診から受診可能なオンライン診療を始めました。自宅で・オフィスで・外出先で・スキマ時間に、ご来院いただかなくても、便利に診療を受けて決済いただき、必要なお薬をご自宅までお届けします。
クリニックに来院することによる新型コロナウイルス感染リスクを防ぐ為にも、ぜひご利用ください。

↓↓初診からOK!オンライン診療はこちら(内科・皮膚科・アレルギー科)

「新型コロナ相談」LINE公式アカウント

クリニックフォアグループでは、Lineの「新型コロナ相談」アカウントを開設し、BOT形式で疑問・ご質問にお答えしています。
クリニックフォアグループの医師が、厚生労働省やWHOの提供している情報や論文を元に作成しています。

監修:クリニックフォアグループ医師
公開日:4月12日  更新日:8月4日 

※本記事は、上記公開日時点での状況・情報・エビデンスをもとに記載しています。新型コロナウイルス感染症については、日々状況が変化し、また新しくわかることも多々ありますので、最新の情報は、直近の記事や情報をご参照くださいますようお願いいたします。