PERIPHERAL ARTERIOSCLEROSIS

どんな病気?

大動脈から分岐した血管(木でいうと、枝)の生じる不具合の病気です。全身どの血管にも不具合が生じる可能性がありますが、一般的に多いのは、首の血管、足の血管、腎臓の血管で、動脈硬化により狭くなりやすいです。

どんな症状?

狭くなる血管が栄養している臓器に血液が流れにくくなりますので、それが症状として現れます。
首は特に脳梗塞のリスクが高くなるので、注意が必要です。腎臓であれば、腎機能が突然悪くなります。足の血管では、歩行時の疼痛、足の倦怠感を自覚するようになります。

どんな検査・治療を行いますか?

内服治療が基本ですが、明らかに血流量が低下する程に狭くなっている部位は、カテーテル治療(冠動脈治療を参照)や、血管の内膜剥離術を行います。
足の血管の場合、完全に詰まってしまった場合は、他から血流も流すバイパス手術を行うこともあります。(冠動脈バイパス手術を参照)