のどの痛みはどこからくる?
「のど」つまり咽頭が痛いときは、風邪か、それ以外によるものかに分けられます。風邪のことが多いでしょう。
それ以外でも、魚の骨が喉に刺さったりなどがあります。また「のど」といっても口の中から繋がっている「のど」ではなく首だ、って方もいるかもしれません。
くびのリンパ節が腫れたり、ウィルス感染症で甲状腺が腫れたりしても痛くなります。
今回は、口の中からつながっている「のど」、すなわち咽頭の風邪のお話をします。
のどの痛みはウイルス性か細菌性かで異なる!
風邪が喉からきやすい人も多いかもしれません。扁桃腺が腫れてしまう人もいます。
これもウィルス性と細菌性に分かれます。
ウイルス性によるのどの痛み
ウィルスではアデノウィルスが多く、プール熱と言われる咽頭結膜熱、またEBウィルスなどが原因になります。
細菌性によるのどの痛み
細菌性では、溶連菌が有名です。溶連菌の感染では、抗生物質の使用が有効です。(詳しくは「溶連菌」の項目をご覧ください)
のどの痛みには休養が大切
基本的には、「かぜ」の項目で言ったような休養が必要です。
加えて、辛いものなど刺激物を食べることは避けて、カラオケなど声を酷使することはやめて「のど」を休ませましょう。
のどの風邪をこじらせないように要注意
気をつけなければならないのは、のどの風邪をこじらせてしまって、喉頭蓋という声帯の近くにあるフタが腫れたり、のどに膿が貯まることがあり、その場合は緊急の対処が必要となります。
つばも飲み込めないくらいのどの痛みが強くなったり、口が開けにくくなったり、くぐもった声になったり(「暑いポテトをハフハフしている」かのようなのでhot potate signといいます)したら夜間でも耳鼻科に行き処置をする必要がありますので注意してください。