感染性胃腸炎とは
いわゆる「お腹のかぜ」です。細菌性とウィルス性があります。
原因は、食中毒や、人からうつるなど様々です。医師の診察でも、きちんと原因菌・ウィルスがはっきりしない場合もあります。
感染性胃腸炎を治すには
嘔吐や下痢は大変だとは思いますが、制吐剤などの薬を使いつつ、水分をなるべくとって下痢を出し切ることが大事です。もし水分をとって気持悪くなる場合は、1口ずつ飲みましょう。体は毒素を出したくて下痢になっているからです。
水分のみ摂取する場合は経口補水液などの塩分や糖分が適度に含まれていることが大事です。お子様は、大人に比べて脱水になりやすいので、水分が取れないようなら早めに小児科を受診することをお勧めします。
緊急で処置が必要になる場合とは
以下の場合は緊急の対処が必要です。すぐに医療機関を受診しましょう。
- お腹が大変痛い場合(お腹のかぜでなく、盲腸などの緊急手術が必要な病気の場合があります)
- 脱水の所見がある場合・水が飲めない場合(点滴が必要な場合があります)
- お腹の風邪で、血便が出てくる場合(病原性大腸菌などの場合があります)
- お腹の風邪の後に、手や足に力が入らない場合(カンピロバクター感染後のギランバレー症候群の可能性があります)
感染性胃腸炎に感染しないように気をつけましょう
また、感染対策に気をつけましょう。感染者が使う便器はなるべく使わないのが望ましいですが、嘔吐物や便の完全な除去と消毒が必要です。
ノロウィルスの場合は、アルコールでは死滅しないので、次亜塩素酸が入った溶剤を使いましょう。