トラベルクリニック【北米】TRAVEL CLINICNORTH AMERICA
北米に渡航される場合は、特別な対策の必要はありませんが、基本的な対策(ワクチン接種、常備薬持参)についてご確認下さい。
北米では、破傷風・水痘(水ぼうそう)・麻疹・風疹の感染リスクが特に有ると考えられています。渡航期間に応じて、これらのワクチン接種を推奨しています。
長期の滞在の方
短期の滞在の方
留学・就労の方
1ヶ月以上の滞在・あるいは短期でも都市部以外にも滞在の方
厚生労働省・WHOのガイドラインを踏まえ、【 破傷風、水痘、麻疹、風疹 】のワクチンの接種を推奨致します。渡航の4週前までにご来院下さい。
1ヶ月以内の都市部のみの滞在をされる方
厚生労働省・WHOのガイドラインを踏まえ、 【 水痘、麻疹、風疹 】のワクチンの接種を推奨致します。遅くとも渡航の1週間前までにご来院下さい
蚊やダニによって媒介される感染症(ウェストナイル熱、ライム病)を予防することが重要です。昆虫忌避剤をご持参ください。
渡航の際には体調を崩しやすく、自分の身体に合った薬を服用する方が安心であることから、常備薬を持参することも推奨されています。渡航常備薬セットをご検討ください。
北米の特徴
北米では、破傷風・麻疹・風疹・水痘のワクチン接種をお勧めしています。
蚊やダニが媒介する感染症(ウェストナイル熱、Q熱、ライム病)のリスクがあります。それらの虫に刺されないように米軍でも使用されている非常に効果の高い虫よけ薬も販売しております。ご活用ください。
医療機関のレベルは概して高く、日本語の通じる病院もありますが、適切に感染症の予防を行った上で渡航することをお勧め致します。
北米で流行している感染症(厚生労働省検疫所FORTHより)
北米で流行している感染症を以下にご説明致します。この中でも、1 )ワクチンで予防できる疾患、2 )ワクチンはありませんが薬で予防できる疾患、3 )渡航先で注意することで予防できる疾患、があります。
過度に不安になる必要はありませんが、適切に対策を講じることで、感染のリスクを確実に下げることができますので、是非ご確認ください。
北米全域に共通して注意すべき感染症
破傷風、水痘、麻疹、風疹、ムンプスという疾患の感染リスクがあります。これらはワクチンを事前に接種することで予防できますので、渡航前にご検討ください。
また、蚊やダニなどが媒介する感染症(ウェストナイル熱など)も流行しています。リスクのあるエリアに渡航される方は、虫よけ薬を準備し虫に刺されないことが重要です。
食べ物や飲水から感染症が起こることは少ないですが、生ものや生水の摂取時にはご注意下さい。
特定のエリアの渡航の際に、特に注意すべき感染症
ニューヨークを含めたアメリカ北東部でライム病、テキサス州南部・ハワイ・フロリダ州においてデング熱、アメリカ西部の山岳地帯でダニ媒介性回帰熱の報告があります。これらの地域に滞在される際には、媒介する虫(蚊やダニなど)に刺されないようにすることが重要です。
カナダ西部(マニトバ州、サスカチュワン州、アルバータ州、ブリティッシュコロンビア州)、アメリカ西部および南西部の農村部において、ハンタウイルス肺症候群が報告されています。それらの地域の農村部に滞在する際には、ネズミなどに近づかないようご注意下さい。
アメリカ都市部近郊でも様々な野生動物が生息しており、狂犬病の感染が報告されています。致死率が99%を超える極めて危険な感染症ですので、野犬や猫・ネズミも含め、野生動物には触らないようにしてください。
北米の渡航にあたっての感染症対策
上記の北米で感染リスクのある疾病に対するワクチン・予防薬等を、ご自身の渡航期間に応じて実施することを推奨致します。
推奨ワクチンセットと接種スケジュール
厚生労働省・WHOのガイダンスをもとに、渡航期間・地域、身体の状況に応じた推奨接種ワクチンのセットとその接種スケジュール例、おおよその費用をお示しします。
ただし、こちらは、あくまで目安ですので、例えば短期の滞在であっても、ご希望のワクチンがございましたら、お気軽にご相談下さい。
1ヶ月以上の滞在・あるいは短期でも都市部以外にも滞在の方
厚生労働省・WHOのガイドラインを踏まえ、以下のワクチンの接種を推奨致します。
【 破傷風、水痘、麻疹、風疹 】
(水痘・風疹・麻疹については、すでに抗体価が十分にあるとご自身で理解されている方はスキップしていただいて問題ありません)
接種スケジュール例
渡航の4週前までには来院下さい(水痘・麻疹・風疹が必要な場合は5週前)
来院回数 | 最低2回 |
---|---|
初回(0週) | 破傷風 |
2回目(4週) | 破傷風(2回目)・(水痘ワクチン・MRワクチン(麻疹・風疹)) |
ワクチン費用: こちらのリンクよりご確認ください
1ヶ月以内の都市部のみの滞在をされる方
厚生労働省・WHOのガイドラインを踏まえ、以下のワクチンの接種を推奨致します。
【 水痘、麻疹、風疹 】
(すでに抗体価が十分にあるとご自身で理解されている方は摂取いただかなくて問題ありません)
接種スケジュール例
遅くとも渡航の1週間前までには来院下さい。
来院回数 | 最低1回 |
---|---|
初回 | (水痘ワクチン・MRワクチン(麻疹・風疹)) |
ワクチン費用: こちらのリンクよりご確認ください
虫が多いエリアに渡航される方
蚊やダニなどを媒介して、ウェストナイル熱やライム病などに感染するリスクがあります。虫に刺されないように米軍でも使用されている非常に効果の高い虫よけ薬を販売しております。ご活用ください。
体調悪化に備えて、お薬(処方薬)を持参したい方
クリニックフォアグループでは、厚生労働省のガイドラインに基づき、以下のように渡航常備薬を自費にて処方しております。渡航に備えてご希望の方はお申し付けください。
また、大変申し訳ありませんが、自費診療であるため、セット処方とさせていただいており、個別の薬剤のみの処方は承っておりません。詳細はこちらからご確認ください。どうぞよろしくお願い申し上げます。
万全の体制を整えて渡航をしたい方
上記のワクチン・薬剤に加えて、ムンプス・狂犬病ワクチンの接種をすることをお勧め致します。スケジュールについては、実際に受診いただいた場合、ご希望を踏まえ、医師・看護師よりご説明させていただきます。
アメリカへ留学・就労するにあたってのポイント
アメリカへ留学・就労される場合、事前に予防接種や各種検査(免疫検査・結核検査等)が義務付けられている場合があります。確実に渡航されるためにも、出来る限りお早めにご相談下さい。
規定用紙(診断書)をお持ちの際は、初回ご来院の際に、ご提出をお願い致します。
予防接種歴を確認させていただくため、ご来院の際には、母子手帳 (原本・写真・コピーいずれか)をご持参下さい。
厚生労働省・WHOのガイドラインを踏まえ、【 麻疹、風疹、ムンプス、B型肝炎、水痘、髄膜炎、破傷風、ジフテリア、百日咳 】に対する免疫を証明する必要があることが多いです。ワクチン接種歴が無い、もしくは検査によって免疫が認められない場合には、ワクチンの接種が必要となります。
【 結核検査 】が必要な場合があります。当院ではツベルクリン反応検査・T-Spot(結核菌特異的インターフェロンγ産生能)を実施しております。
※当院では胸部レントゲン検査を行っておりません。ご希望の方は当院との提携機関をご紹介いたします。
アメリカへ留学・就労するにあたって必要な検査・予防接種
アメリカへ留学・就労などされるにあたってビザを取得する際には、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の規定により、特定の感染症に対する免疫を有していること、および、結核に感染していないことを証明する必要があります。
ご注意いただきたいことは、提出先機関に応じて、必要な検査項目や接種ワクチンの種類が異なることがあります。従って、必要な検査およびワクチン接種項目をご確認の上、出来る限りお早めにご相談下さい。なお、自己申告は有効と判断されませんので、ご注意下さい。
特定の感染症に対する免疫の有無の確認について
一般的に、以下の疾患に対する免疫を有している必要があります。ワクチン接種歴を確認の上、必要に応じて免疫検査を実施し、ワクチン未摂取もしくは免疫を有していない疾患に対しては、ワクチンを摂取する必要があります。
なお、免疫が必要な感染症や免疫の有無の判断基準は、ビザの種類や年齢、渡航先機関によって異なりますので、詳しくは医師・看護師にお気軽にご相談下さい。
【 麻疹、風疹、ムンプス、B型肝炎、水痘、髄膜炎、破傷風、ジフテリア、百日咳 】
検査・接種スケジュール例
ワクチン費用: こちらのリンクよりご確認ください
結核検査をする必要がある方
一般的に、アメリカへの留学・就労にあたっては、結核に感染していないことを証明する必要があります。渡航先機関への提出書類をご確認いただいた上で、必要な検査を行います。
当院では、ツベルクリン反応検査とT-Spot(結核菌特異的インターフェロンγ産生能)を実施しております。なお、当院では胸部レントゲン検査を行っておりません。お手数をおかけいたしますが、ご希望の方は当院との提携機関をご紹介いたします。
ツベルクリン反応検査
皮内に薬液を注入後、48時間後に判定。初回来院から48時間〜72時間後までに来院いただく必要があります。
T-Spot(結核菌特異的インターフェロンγ産生能)
血液検査。判定まで約5日間を要します。患者様のスケジュールに合わせてご来院いただけます。
いずれの検査も、初回ご来院いただいた際に、実施することが可能です。
検査費用はこちらのリンクよりご確認下さい。
初回来院時にご持参いただきたいもの
ワクチン接種歴や感染症の罹患歴を確認させていただくために、可能な限り、ご持参下さい。
渡航先機関への提出書類
渡航先機関によって、必要な検査、ワクチン接種項目が異なることがあります。確実に必要な検査、ワクチン接種を行うためにも、可能な限り、ご持参下さい。
なお、アメリカへの渡航にあたっての感染症対策についてはこちらのリンクよりご確認ください。
接種証明書は発行していただけますか?
クリニックフォアグループにて接種いただいたワクチンの接種記録につきましては、無料で発行いたします(和文・英文いずれも可)。こちらの接種記録は、国内外の医療機関に、ご自身のワクチン接種歴をお示しすることなどにお使いいただけます。
一方、海外への留学や就労などに際して、大使館などへワクチンの接種歴を提出する必要がある場合は、過去の接種歴を全て記載しましたワクチン接種証明書(英文)を有料(10,000円(税別))で発行いたします。
カード払い、あるいは、請求書払いは可能でしょうか?
クリニックフォアグループでは、保険診療・自費診療含め、全てのお支払いにクレジットカード、iD/QuickPay, 交通系IC(Suica/Pasmo)、QRコード決済(Paypay、LinePay)等をご使用いただけます。
ある程度、まとまった人数での接種が必要な場合、企業単位でのご請求書での支払いも承ります。
企業のご担当者様より、contact@clinicfor.lifeまでご連絡ください。
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